今できるアンチエイジング

人類の夢のような若返り薬。NMNの研究が人への投与を認められるようになり、それが市販されるようになるのはまだ先の話です。では今私たちはただ老化していくしかないのでしょうか。いいえ、NMNに頼らずとも私たちに今出来るアンチエイジングはあります。

まずは食事を改善してみましょう。活性酸素をご存知でしょうか。これが増えすぎてしまうと細胞がダメージを食らい、体の老化の原因となるのです。活性酸素を増やさないためには、赤ワインなどに含まれるポリフェノールが有効的です。ポリフェノールは抗酸化力が強いため、アンチエイジングにその効果が期待されています。赤ワインの他に、ブドウやコーヒーなどにも多く含まれているので、食生活に取り入れてみましょう。また現在人気のあるアサイーにも抗酸化作用が期待されます。

それから運動することもアンチエイジングには効果が絶大です。運動により、細胞が再生され脳や肌が若返ったり、成長ホルモンの分泌で細胞分裂が活発になると言われているからです。急に激しい運動を始めるのは、今までしていなかった人には厳しいかもしれませんが、簡単な運動からでいいのです。生活に運動を取り入れることを心がけてみることで、老化予防に繋がります。


NMNの人への効果

マウス実験では数々の効果を残していますが、まだ人間への応用についてはその安全性の検証途中です。現在では日本のある大学とアメリカのある大学が人を対象としたNMN投与を検証する臨床試験を共同で計画しています。その安全性が確認できても、その後数年間を対象に体に影響がないかを調べる予定もあります。研究は進んでいるものの、まだNMNの薬が市販されるところまでには至っていません(NMNの健康食品なら販売されています)。
しかし、NMNが医薬品として利用される日が訪れればアンチエイジングの可能性も広がることでしょう。

大学だけでなくこのNMNを用いた若返り薬を研究している企業もあります。まだ市販されてないため一般人には買うことができませんが、研究用では大学や製薬会社などに流通しています。およそ100mg当たり四万円もの値がつくこともあるようです。
上記で挙げた健康食品のようにNMNのサプリを販売している会社もありますが、大学などの研究でもまだ人への効果については明確な発表がされていません。そして研究機関で用いられるNMNの値段と比較してもこのサプリは安価な値段で販売されているため、実際に効果があるかは不安が残るでしょう。きちんと人間への効果が証明されて、いつかNMNの薬が市場に出回るようになったときに購入することをお勧めします。


マウスのNMN研究

若返りの効果が期待されるNMNですが、人への投与を可能にするため、アメリカの大学ではマウス実験が行われています。この研究では、生後22ヶ月のねずみにNMNを一週間投与することで、若返り薬がどれほどの効果を現すのかを検証しました。すると、生後22ヶ月のねずみが生後6ヶ月に値するくらいまで筋肉細胞が若返ったのです。
ねずみの生後6ヶ月は、およそ人間の20歳ほどで、22ヶ月は人間の60歳くらいに値するそうです。実際に人間に投与した時に同じ結果が出たとしたら、若返りが実現するということです。

またそのマウス実験ではNMNを投与したねずみと普通のねずみの寿命の延びを比べてみました。するとNMNを一週間投与されたねずみは普通のねずみよりも16%寿命が延びたそうです。もともとの平均寿命が長い日本ですが、この研究が人への効果ももたらすようになれば、さらに寿命が延びるかもしれません。

そしてさらにこのマウス実験では、糖尿病のねずみにもNMNの投与をして検証したところ、一週間の投与で血糖値が正常の値になったという結果も残しています。若返りや寿命を延ばす効果だけではないかもしれないのです。この研究により、いっそうNMNの期待は高まっています。


アンチエイジングとは

アンチエイジングという言葉を聞いたことがあるでしょうか。誰でも歳をとれば、しわが増えたり、体が思うように動かなくなったりしますよね。アンチエイジングとは、歳とともに進んでいく老化を出来る限り抑えることです。
では老化を遅らせるにはどうしたらいいのでしょう。今、このアンチエイジングに効果が期待されているNMNというものがあります。ここからはNMNについて詳しくご紹介しましょう。

NMNとは、ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチドの略です。これはアメリカのある大学で発見された物質で、体内でも作られるNMNの生産能力の低下が老化の原因なのではと考えられています。そのため、NMNを摂取することで、若返るのではないかという研究が進められているのです。そのメカニズムに大きく関わってくるのがサーチュイン遺伝子です。
サーチュイン遺伝子は長寿遺伝子とも呼ばれ、いつもは休眠状態です。しかし私たちが食料を失い、死に直面したとき、つまり飢餓状態に陥った時に生き延びようとこの遺伝子は活性化します。物質NDAがサーチュイン遺伝子の活性化に必要とされていますが、NDAを作り出すにはNMNが必要になります。
したがって、NMNを摂ることでNDAが生み出され、それがサーチュイン遺伝子の活性化に繋がるのではと研究されています。長寿遺伝子と呼ばれている通り、サーチュイン遺伝子が活性化することで、寿命が延びるかもしれないと期待されています。